横浜中華街 各種発祥の地と黄金の狛犬

媽祖廟
廟の入口には線香を立てる場所があり、そこに天上聖母(媽祖様)は公開安全、疫病忌避、健康祈願優しさと心を育む女性の神様との説明があります。

日本における新聞誕生の地

ここ、横浜の元居留地141番は、1864(元治元)年6月28日、ジョセフ彦が「海外新聞」を発刊した居館の跡である。
彦は、リンカーン大統領と握手した唯一の日本人であった。リンカーンの民主政治が勃興期の米国の新聞の力に負うところ大なるを体得し、開国したばかりの祖国のため、日本最初の新聞を創刊し、「童子にも読める」新聞精神を提唱した。読みやすく、判りやすい新聞を、創世記の日本の新聞界に植えつけた新聞の父・彦の功は大きい。
さらに木戸孝允伊藤博文坂本龍馬など多くの人びとに民主政治を伝えた彦は、民主主義の先駆者として、およそ新聞を読むほどの人々の心の奥に残る文化の恩人であった。

 

西洋理髪発祥の地

ザンギリ頭をたたいてみれば文明開化の音がする
江戸幕府に開国を迫った黒船の来航により、横浜が開港され洋風化が進み、古く飛鳥時代から千数百年にも及んだ「チョンマゲ」を切り落とし、「ザンギリ頭」になる人々が、国事に奔走する維新の志士・洋学者にみられた。時世を見越した小倉寅吉ほか有志数名は入港する外国船に出入りし、西洋理髪技術を見よう見まねで憶え、小倉は明治2年(1869)に神奈川奉行所より鑑札を受け、ここ山下町148番地の外国人宅階下に「西洋風斬髪所」を開業した。これが現在の西洋理髪の始まりである。明治4年、政府より断髪令が発せられ、斬髪を以て開化の象徴としたことは一大革新であったと同時に、髪型の変遷はその時代の文化そのものであると言えよう。その史実を後世に伝えるためこの碑を建立する。

アートリックミュージアム

横浜大世界は、「遊ぶ・買う・食べる・癒される」が揃った全天候型エンターテインメント施設で、その中にあるアートリックミュージアムは錯視錯覚の世界を楽しむユニークなアートを展示しています。入口で黄金の狛犬が迎えてくれます。